車検費用のあれこれを完全解説！
車検は、法令に定められた安全性・環境基準の検査で、新車登録後3年、その後は2年ごとの受けることが義務化されています。この記事では、車検費用の詳細や相場を分かりやすく解説。さらに、コストを抑える方法についても紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.そもそも車検とは？費用はどれくらい？
車検費用は車種や登録からの経過年数、車の状態等により変動しますが、普通車では平均で10万円程度です。また、依頼する事業者によっても費用は異なり、手厚い整備を提供する業者や低価格・省時間を重視する業者などがあります。なお、部品交換代金やアフターケアの費用が提示価格に含まれていない場合もあるため、しっかりと費用の内訳を把握し、信頼できる業者選びを心掛けましょう。
次に車検の費用の内訳を説明します。
車検の必須費用である法定費用は、税金・保険料・手数料の3種類からなり、値引きなどは一切ありません。自動車重量税は、車の重量や性能、経過年数に応じて課税され、車検の際に2年分を納税します。また、自賠責保険料は車購入時に加入が義務付けられ、次の車検までの2年間をカバーします。
車検基本料金は、点検料や検査料、代行手数料などを含む業者が設定する費用で、業者や整備内容により金額は大きく異なります。部品交換代金は、車の部品に摩耗や劣化、損傷などがあった場合に発生し、予防整備としても必要です。代金は部品代と工賃を含むもので、交換箇所により設定されています。例えば、「バッテリー交換：10,000円〜」「エンジンオイル交換：4,000円〜」「ブレーキパッド交換：15,000円〜（前のみ2箇所交換の場合）」などです。
2.業者ごとに違う？車検費用の仕組みを知ろう
車検基本料は店舗ごとに異なり、代行手数料や整備料などが含まれます。サービス内容も店舗により異なるため、確認が必要です。基本料に法定費用と部品交換代が加わった金額が車検費用となります。具体的には、普通車は40,000～70,000円、軽自動車は30,000円程度の法定費用が基本です。
次に業者ごとの特徴について紹介します。
- ①ガソリンスタンド
- ガソリンスタンドは気軽に車検を受けられ、営業時間が長い所が多いのが魅力です。また、費用が低めで付帯サービスも充実しています。ただし、受けられる整備内容を確認し、信頼できるお店を選ぶことが重要です。
- ②ディーラー
- ディーラーは自社車に関する深い知識と豊富な整備経験を持っており、安全性を第一に考えた予防的な整備や部品交換を積極的に提供します。これはディーラーが安心して任せられる大きな特長となっています。
しかし、その整備が丁寧で新品の純正部品を使用するため、他の業者に比べて費用が高くなる傾向がありますのでご注意ください。 - ③整備工場
- 整備工場はメーカーや車種、トラブルの種類を問わず、幅広い車の相談が可能です。リサイクル部品を使用することで車検費用を比較的抑えることができます。ただし、設備や技術、サービスは工場により異なるため、依頼前に整備内容や評判を確認することが重要です。
- ④カー用品店
- 車検対応部品の品揃えが豊富なため、不具合箇所の交換が比較的スムーズなほか、純正品以外の部品を使って費用を抑えやすくなります。
ただし車検を専門に扱うわけではないため、対応がお店やスタッフによってさまざまであったり、整備に日数がかかったりする場合もあります。 - ⑤車検専門店
- 車検専門店はリーズナブルなものからフルコースまで、様々なプランを提供しています。料金体系が明確で選びやすく、安心感があります。ただし、複雑な整備や修理に対応できない場合もあるため、コストとスピードを重視する方に向いています。
3.車検費用を安くするポイント
車検費用は車の状態に大きく影響されます。費用を抑えるための２つのポイントを紹介します。
- ①日常的なメンテナンスをする
- 劣化具合や整備・部品交換の必要箇所の多さによって、費用は増減します。日ごろから、法定点検を必ず受けるだけでなく、日常的な整備も必要です。このような習慣を持つことで、突然の大きな出費を防ぐことができます。
- ②複数の業者で見積もりをとる
- 整備内容や費用は業者によって異なるため、見積もりを比較することで自分のニーズに最も合った業者を見つけやすくなります。
また、見積もりをもとに整備項目と費用をあらかじめ把握しておくことで、必要のない整備や部品交換によって費用がかさむことも防げます。GARAGE HIROHAMAでは、クルマのプロがお見積り！
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4.安心できる業者選びのために確認すること
見積書を受け取って分からない点があれば、まずは業者にその場で相談しましょう。「どのような整備にまつわる費用か、相場はどの程度か」「費用を節約できる方法はあるか」などを確認しておくと良いでしょう。また複数社から見積りを取得して比較検討することで、自分の車に必要な整備内容や、最低限かかる費用などを見極めやすくなります。明確な見積内容を提示している業者に車検を依頼しましょう。
5.まとめ
車検には平均して約10万円程度の費用がかかりますが、どの業者に依頼するかによって費用を安くすることが可能です。ただし、整備内容は多種多様なので、最適な業者を選ぶためにも複数の業者から見積もりを取得することが重要です。また、日頃からメンテナンスをきちんと行うことによっても、整備費用を抑えることができます。
